｢あっ、ああっ、も、やめろぉ…！｣
｢何で？ ちゃんと市民の皆様に見てもらえよ。…はーい、副長サンのびしょ濡れマンコがご開帳で～す｣
｢あうぅッ…！｣
眼前に広がるのは、陽光映える真っ昼間の大通りである。通りに面した窓がマジックミラー仕様になっているラブホテルの一室で、十四郎は銀時のいきり勃ったペニスを受け入れていた。充血した濡れ肉は彼の表情と同じようにすっかりとろけて、グチュグチュと淫らに泣き続けている。
｢やっ…見られたく、ない、ぃ…！｣
実際は見えていないとはいえ、土方からしてみれば通りの通行人に向かって結合部を晒している心理状態と違わぬ羞恥であった。だが、朦朧としながらも恥ずかしい場所を隠そうとする手を、銀時はいとも簡単に退けてしまう。ぎりぎりまで引き抜いた熱棒を、勢いをつけて突き入れると、十四郎の肉ひだが濃密に擦り上げられ、ひぃ…っと息を呑むような声が上がる。
｢気持ちイ？出そう？｣
｢あああっ、出そ、！｣
｢じゃあホラ、外にいっぱい出そうな、十四郎の精液｣
｢ひっ、くぅう！｣
云いながら銀時は十四郎の身体をグッ、と抱え上げた。
挿入っている銀時の剛直がグリ、と快楽点に押しつけられ、過ぎた刺激に土方は身を捩る。
｢…っソコ、やめろぉ……！｣
｢ソコ？ …よく分かんねぇな、土方教えて？ また突いちまうかもしんねェから｣
ココか？と見当違いの浅いところを示され、土方はフルフルと首を振った。
｢ちが…もう少し、奥っ｣
｢ココ？｣
｢アッ…も、ちょい上だっ……あアアッ、ソコぉ！ ソコ、やめっ…！｣
｢ココ？ 土方ココ？ ココがイイの？｣
｢ひァアっ！ ダメッ、そこだめぇ…！｣
｢そう云われてもさァ、ココ、丁度先っぽと擦れてて具合良いんだわ｣
｢ああァっ！ やっ、こすんなっ…ひぅ、ああァ！｣
｢無理だって、キモチーから。コリコリに膨らましてトシのココもっと突いてぇってなってるから！｣
｢ヒッ、あんんっ、やッ、だぁ！ …ああァっビリビリする…ッ！｣
｢ビリビリすんのは気持ちいいからだろ、十四郎｣
もっとビリビリしような。甘い低音で囁き、膝裏に手を入れ、Ｍの字に開脚した十四郎の足の抵抗を奪う。脚の付け根から肛門の結合部まで、通りを歩く通行人へ翳りなく晒された。
充血した粘膜の中で執拗に刺激され、コリコリに主張し出した無防備な十四郎の前立腺を銀時は何度も何度も突き上げた。硬い切っ先に、切ないところをズクンズクンと押し擦られる。悦楽に視界が霞んだ。
｢ひっ…ィヒいいいぃっ！ アアアア！ 出る出るっ、出ひまうぅ……！｣
｢出せよ。十四郎のやァらしいミルク、外の奴らに見てもらえ｣
｢ヒっっ…あァァアアア!!｣
恥じらいなく悦びの声を上げた十四郎は、ビュルッ、ビュルッ、と勢いよく快楽の証を吐き出した。
｢あ…あ…｣
張り紙か何か見ているのだろう見知らぬ通行人が自分の白濁にまみれているのを見て、居た堪れなさに思わず目を伏せる。
絶頂の余韻で腰がヒクンヒクンと震えた。
よくできました、と云うように、銀時は汗で額に貼り付いた十四郎の前髪を優しくかき上げた。
｢気持ちヨかった？｣
｢ん…｣
｢やらしいとこ丸見えだな。いいの？ 警察がこんなトコでチンポ美味そうに喰ってて｣
｢あ…っ｣
意地悪く囁きながら、溶けほぐされたヌメり口を指先でなぞる。剥き出しの粘膜への刺激に、過敏になった陰部はキュウキュウと銀時の雄を喰い締めた。
｢動くぜ、十四郎｣
｢やッ、まだ…！｣
堪らず腰を突き動かす。
出して入れて出して入れて、その度に土方から普段とは似ても似つかぬ高い声が上がった。意味を成さない母音が、只この上ない快感を訴えている。
｢ああっ、ああっ、ひああっ…！｣
｢ハッ……土、方っ、も、出す、からッ｣
切羽詰まった声と共に、銀時は十四郎の内奥に灼熱の溶岩を見舞う。
｢アアアッ！ おれ、も、イっくぅ…ッあああ！｣
媚肉に勢いよく放たれ、十四郎は身震いに襲われながら量の少なくなった精液を噴き上げた。
｢あ…ああ…｣
土方自身のミルクがトロトロと竿を伝い、菊穴は銀時の欲望にたっぷりとまみれている。
花びらはめくれ開き、むっとする程の濃い性臭が顔を背けていても漂っていた。