おっぱいなんか出ねぇよ馬鹿っ

晴れた牧場。
草っぱらの隅っこで、一匹の寅と一匹の牛が攻防を行っていた。攻防、といっても肉食動物と草食動物の食う食われるではない。

「っ、もうやめろ……!」
「何で? 今ちょっとピンク色になったばっかだけど」
「だっ、から! 俺は……おっぱいなんざ出ねぇよっ」
「分かんねぇだろそんなん。乳首は吸う為にあるんだよ、ほら」

キュ、と吸われて腰の辺りがじわりと熱くなった。

「あっ、あっ」
「もっと捲り上げてみな、十四郎」
「う、ぁあ…」

小さく鳴きながら、十四郎は震える手で布地をたくし上げる。嫌だと言うけれど快楽に従順な十四郎を愛おしむように、頬に何度も軽いキスを落とした。
おずおず、といった様子で捲り上げられた布地のあわいから、十四郎の可愛らしい二粒の真珠が見え隠れしている。

「エロ……ピンピンに尖ってるの、触っていい?」
「や…銀、時ッ……ああっ!」

クリュ、クリュと小高く突き出した山を指先で軽く捏ねると、青年期のしなかやな肢体がビクンビクンと跳ねた。
小さなそこは敏感で、大きさに見合わない快楽を一身に受けて赤く色づく。

「はぁン……!」

指先でピン、と弾かれ、十四郎が可愛い悲鳴を上げた。

「……十四郎?」
「ああっ、ダ、ダメ……ダメだっ……そ、そんなふうに触ったら……!」
「じゃあコレは? 気持ちいい?」
「んっ…よ、くね………くゥ……!」

焦らすような動作で乳輪をなぞられ、十四郎は反抗的な視線で睨む。

「うん、乳首勃ってる……気持ちいいんだ?」

銀時は、自らの愛撫に対する身体の反応に感心したように言いながら、乳輪を指で撫で回した。決して乳首には触れようとしない。もどかしい刺激に、十四郎はしどろに濡れきった吐息を零した。

「会話に、なってねぇ……っふあ……ッ! はぁ、ン……ああっ……やぁ……き、もち……」

思わず、といった調子で、ふやけた理性が快感を訴える。

「へェ……やっぱり気持ちいいんだ?」

銀時は手の平で胸を包み込んだ。
そして、快感を促すように柔らかく揉みしだく。

「あうううっ……! あくう……は、ぁン……!」
「十四郎、揉まれると痛ぇ?」
「い、たくね、けど……でもっ、でも、銀……!」
「だったら続けような」
「あああン! ……ダ、ダメ……そんな……ううっ、ひいン……!」

まるでパン生地のように胸を捏ね回され、十四郎は甘い悲鳴を上げた。
平たさの中には、つきたての餅のような柔らかみが微かに共存していて。二つの乳首は乳輪と胸筋の刺激に充血し、ぷっくりと勃起してしまっていた。

「ああぁ……い、痛ぇよ…ッ」
「さっきは痛くなかったんだろ? 嘘ついちゃダメじゃねぇ?」
「あはあああっ……! 」

咎めるようにピン、ピンと続けざまに触れてもらえなかった勃起をいじめられて、十四郎は組み敷かれた肢体をくねらせて悶えた。

「うそじゃないぃ……痛ぇんだ、カタくなってるから痛ぇよぉ……ッ」
「それはお前がカチコチに勃たせてンのが悪ィんだろうが。どこが痛いのか説明しろよ」
「む、胸……っ、が」
「胸ェ? 野郎の胸なんざ初めっから柔らかくねーだろ」
「ちが……ッ! 乳首が、腫れて、カタく……勃起しちまって、いてぇの……」
「…そっか。じゃあアレだ、揉んで柔らかくしねェとな」
「そんなッ、やめ……ああぁっ! あ…ふうんっ、あクぅ……んなの、ぉ、おかしい……あああっ……!」

こんなのはおかしい。戸惑うようにそう言いながらも十四郎は、銀時にねちっこく突起をしごかれてしまう愛撫を拒むことができないでいた。それどころか更なる愛撫を求めるように、胸を突き出していた。はしたないおねだりに銀時はとろりと破顔し、キュウと摘まんでから、魅惑的な肉感の尖りを両の手の指先でくりくりくり……と挟み転がした。

「ひいいっ! ダメだ……っ! あはァっ、~っっ!」

今や乳輪までをぷっくりと膨らませた十四郎の二粒の乳首は、初夏のよく熟れた茱萸のように真っ赤だ。
愛撫されるのが気持ちよくて堪らないのか更に勃起してしまう。

「全然柔らかくならねぇなァ。……んんー」
「! あ、らめっ…ひぃぃん……!」

舌を這わせられ、濡れた感触に身体をビクビク震わせた。過敏になってしまった身体には苦痛にも近い快感に、土方は睫毛を零れた涙でしたたるように濡らしながら訴えた。

「も、もう、許して……、これ以上俺の胸、オモチャにしないでぇ……! ひああァァん!」
「じゃあミルク出して? 牛さんの搾りたてのおっぱいミルク飲みたいんだけど」
「やらぁ……出ないぃ、おっぱいなんか出ねぇよ馬鹿っ……」

言い募りながら、十四郎はモジモジと膝頭を擦り合わせた。
捲りあげられた牛柄ワンピースの下は可愛いらしい桃色の女性用下着だ。発情した性器がレースに飾られた小さな布を押し上げている。先端を伝い幹まで滲む先走りが布地を透かしていて。パッツンパッツンになった亀頭の、赤みの強い肉色までも主張している様子に、銀時は物言わぬままニンマリと口端を吊り上げた。

「しょうがねーから、コッチで搾乳するかァ?」
「ひぃっ!!」

ピンク色をじっとり色濃くして、薄い布地を突き破りそうなくらい天を衝く十四郎の漲りを、搾乳するように右手で包みこむ。
あひぃっ、と恥もプライドもなく喘ぐ淫乱な家畜の放乳を促すように、銀時はジュコジュコと手淫の動きを早めていく。未だ一度も触れられなかったソコは即物的な愛撫にビクビク身を震わせて悦び、十四郎に逃げを打たせてくれない。

「あっ、あっ、あっ、あっ!」
「ハァッ…出、そうか? ミルク搾られて気持ちイ? ほら、出ちまう出ちまう」
「…んん、んん!…あああ、イイっ……あああン、きもちイイっ! 気持ひイっ……! ふああァ、イイぃ~っ!」
「ハッ…じゃ、出せよっ……たっぷり搾ってやらァ!」

力が抜けてゆく中、視界が白く滲む。程なくその瞬間がやってきた。

「あああああッ出りゅ、もーだめぇッ、出ちまうッ! ううう、くぅううううっ……!!」

十四郎が堪えきれない声を上げながら、ブビュルルッ、と小さな穴から勢いよくミルクを噴出した。
ペニスは噴出して尚も律動し、信じられないほどのスペルマを放ち続ける。

「……あふうっ……あああ、こんな、に……あっ、はあああ……んん」

ひくん、ひくんと体を痙攣させながら、甘美に浸りきった声を漏らす。
パンティの隙間から白濁汁がどろどろ溢れ、我慢できる筈もなく、銀時は射精で硬度を落とした十四郎の熱を咥えこんだ。

「っ、とおしろ……!」
「ひああっ…んぅ、んぅ……ッ」

脱がせる動作すら煩わしく、可愛いらしい布地の上からジュウッ、とみずみずしい音を立てて味わう。吸われる度に白い足の付け根をヒクンっ、ヒクンっと痙攣させている十四郎の肉茎には、お漏らしのように白濁がヌットリ絡みついていた。