パンツ書きたかっただけのSS - 1/2

『転んでパンチラ+キックで足を上げてパンチラ』
 
 
十四郎が昼寝している虎を発見したのは、近藤牧場の配達帰りであった。
そして、それは只の虎ではない。自他共に認める反りの合わない相手、天パの銀時だ。幸い昼寝を決め込んでいるようだし、気づく訳もあるまい。十四郎が無視して通り過ぎようとしたその時、

「つッ……テメェ!」

不意に足をせり出してきた男によって足払いをかけられ、無様に転ぶ。幸い人に見られてはいないようだったが、一番見られたくない相手に見られてしまった。屈辱に十四郎の端整な顔が歪む。
何でわざわざ嫌がらせをするんだ。俺は至極大人の対応をしてやったのにガキかコイツは。

「あ、悪ぃ悪ぃ。痛かったぁ? 銀さんの足が長すぎてごめんねぇ」

否、大の男だからこそ質が悪いのだ。

「クソ、上等だコラ! テメェの短足にゃ負けねぇ!」
「お、おいやめろよっ」
「アアン?」

自分から吹っかけてきたくせに慌てて制止をかける銀時に、十四郎は不審な視線を投げながらキックの為に上げていた足を下ろした。

「何だよ」
「や……その。何で今日は黒のピチピチなんだろうなぁと」
「……っ、てめぇ見たのか」
「見たっつーか見えちゃった? お前が転んだ時にぶぇっ!」
「死ね!」
「いや待てって! 誰に渡されたパンツだよ!」